自然は、お金を請求しない。それを人間は勝手に使い放題だと解釈してきた。

わたしたち人間は、生きるために必要なもののほとんどを自然から得ています。

食糧はもちろん、住まいに必要な木材、衣服の元となる繊維など、衣食住を構成している基本的な素材の多くは、生物そのものです。

現代の人間社会には欠かせない、石油や天然ガスなどのエネルギー資源や、浄化された水でさえ、いろんな生物の活動によって、生み出される資源です。

しかし、人間は長い間、それらの生物から成る資源が、お金もかからず、いつまでも有り続けるものだと、錯覚してきました。

今、変わり始めるのか、それとも、気づかないふりをしつづけるのか、わたしたちの意識で、地球のこれからは決まってしまうのです。