環境のことを考えての植林。CO2を減らしても、生物の住みかを奪うことがある。
環境を守るための植樹活動も、生物多様性を守るという視点から考えれば、実は、気にしなければいけないことがあります。
本来、自然環境では、いろんな種があることで病気の影響や、環境や気候の変化などによる大量絶滅のリスクを回避しています。
しかし、もともとその環境にはなかった生物種を別の土地に持ち込んでしまったり、同じ種類の生物だけを、大量に増やしてしまえば、その生態系のバランスを崩すことにつながります。
自然環境にとって、何がいい状態なのかを、きちんと理解した上で植樹。それが、生物多様性を考えるときには大切になります。